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【ITZY】3RD WORLD TOUR「TUNNEL VISION」ソウルコン感想

ITZYの3rdワールドツアー「TUNNEL VISION」の本国公演に参戦!
感想を以下の5つのポイントを元に書いていきたいと思います。

ソウルコンのポイント
  1. セクションごとに明確なカラーの打ち出し
  2. 曲間をシームレスにして没入感をうむ
  3. ソロステージ
  4. ダブルアンコールの奇跡
  5. まとめ:再契約の後に展開する「新しいITZY」
目次

1.セクションごとに明確なカラーの打ち出し

このライブは単なる曲の羅列ではなく、各セクションごとに明確なテーマとカラーがあり、それを衣装やセット、照明でしっかりと表現できていたと思う。

TUNNEL VISION
SEOUL CONCERT SETLIST (DAY 1-3)

Opening: FOCUS
1. TUNNEL VISION
2. DYT
3. Girls Will Be Girls
4. Walk
5. Kiss & Tell
6. WANNABE
7. Supernatural
8. Nocturne
9. Imaginary Friend
10. Asylum (Lia Solo)
11. Tangerine (Yuna Solo)
12. Pocket (Yeji Solo)
13. Undefined (Chaeryeong Solo)
14. LOOK (Ryujin Solo)

15. GOLD
16. Wild Wild West
17. Mafia In The Morning
18. THAT’S A NO NO
19. Sorry Not Sorry
20. Not Shy
21. LOCO

ENCORE
22. Mirror
23. FIVE
24. 8-BIT HEART
25. SNEAKERS
26. CAKE
27. DALLA DALLA

BONUS ENCORE
28. THAT’S A NO NO (DAY 3)

オープニングの「Focus」から「Girls Will Be Girls」はこのライブの世界観の提示。「Walk」から「WANNABE」は現在のITZYが持つ力強さとエネルギーを披露してライブに勢いをつけるターン。「Supernatural」から「Imaginary Friend」は、華麗さとしなやかさを見せる。ソロではメンバーの個性を発揮。

続いての「GOLD」から始まるウエスタンセクションがこのライブの肝で、既存曲「Wild Wild West」と「Mafia In The Morning」をスクリーンやセットを使ってパフォーマンスを再構成し新たな魅力を提示。ウエスタンカラーで統一性を持たせているので違和感もなく、しかし懐かしさと彼女たちの歴史も味わえる贅沢な仕様。そして、このライブで発掘された名曲「THAT’S A NO NO」でテンションを最高潮まで持っていき、感情の解放とカタルシスを味わうことができるのである。

その後は本編ラストの定番曲「Not Shy」のサビで合いの手の掛け声「ITZY!」で一体になり(この様式美は古くは歌舞伎での「〇〇屋!」やTWICEの「What is Love!」のような演者と客が一体になるためになくてはならないもの)、「LOCO」のフルダンスブレイクまで堪能でき、正直ここで終わっても文句はないくらい今感じられるITZYの全てを味わうことができる。

アンコールは「Miror」「FIVE」と絆ソングでグループの儚さと愛しさを味わった後、「8-BIT HEART」から「CAKE」まではステージ全体にメンバーがフリーで闊歩してファンとの交流を楽しむ。ラストはグループのシグナルソング「DALLA DALLA」で多角的に披露してきた魅力を統合して締めるこれ以上にない完璧なセットリスト、演出だった。

2.曲間をシームレスにして没入感をうむ

次に特筆すべき点としては、ライブを通して曲間がシームレスに流れ、統一感と没入感を生んでいることが挙げられる。これまでのライブもVCRやメンバーのダンスブレイク、ダンサーコーナーで曲を繋いではいたものの、今回は曲を単体で終わらせないという明確な意図を感じた。

観客は飽きることなくステージに没入し、次から次に来る曲の魅力に圧倒される。演者やスタッフは途切れることない緊張とシームレスを失わないプレッシャーで大変だろうなとは思う。ただ、これが7年のキャリアと2回のワールドツアー経験の賜物だと感じる。

ITZYのライブというよりも「TUNNEL VISION」という演目としてのイメージが強く、ライブ作品として完成されていると感じた。これまでのワールドツアーでは日本、北米、アジアで曲目を少しずつ変更しているが、今回はどの部分がどのように変更されるか想像もつかない。特に従来日本ではオリジナル楽曲を4、5曲披露するために大きな改変をされるので、この演目が好きな身としてはやや残念である。

3.ソロステージ

今回のソウルコンで全て初披露となった5人のソロステージ。5人が持つ個性に合った楽曲、パフォーマンスを披露した。

予備知識がないため、ただパフォーマンスに圧倒されるだけとなったが、イェジとチェリョンの衣装とパフォーマンスが、これまで以上に扇情的で7年目の壁の突破を実感した。セクシーと端的に言いたくはない。しかし年齢やキャリアに応じた表現は確実にあり、それはある程度の実績を重ねた者にしか芸術として昇華できないと思うので、2人のパフォーマンスはとても良かった。

ただ、個人的には5人ともこれまでのイメージを払拭するものではなく、イメージに沿ったカラーの楽曲だったため予定調和感があったのは少し残念だったかもしれない。まぁ、演目全体のインパクトを考えると正解だったとも思う。何度も言うが5人のソロパフォーマンスは最高だった。

4.ダブルアンコールの奇跡

私は3日間ともライブに参加したが、個人的には最終日の観客のテンションが一番高かったと思う。ラストのコメントでイェジが感極まってしまったこともあり、メンバー、観客ともに感慨深く感動を持ってライブは終わったかのように思えた。が、全編終了後になんとアンコールが発生したのである。

ソウルの観客たちは帰るのがとても早い。ライブが終わり会場が明るくなった途端、余韻に浸るまでもなく大勢が足早に帰るのだが、この日は率先して掛け声をするファンに呼応して、会場内に残ったMIDAYによる盛大なアンコールが数分にわたって続いた。ただスタッフが会場内で大声で指示を始めたため、しょんぼりして帰る準備を始めた次の瞬間、メンバーの声がマイクを通じて伝わり、ステージに再登場した。

なんとITZY史上初めてのダブルアンコールということだった。感謝の言葉の後に、このライブで最高潮の盛り上がりを記録した「THAT’S A NO NO」を再披露した。自由にステージを回ってファンとの交流を楽しみながら歌って踊るITZYとそれを見守るMIDZYの空間はどこよりも多幸感に溢れていた。予め用意されたものではなく、ITZYが7年もの歳月をかけて築き上げた軌跡にファンが声を上げて応えて作り上げた最高のステージとなった。

5.まとめ:再契約の後に展開する「新しいITZY」

今回のワールドツアーは再契約後初の世界展開ということもあり、今後のITZYのスタイルを見せていく大切なコンテンツになるため、5人もスタッフも気合を入れて準備をしたと思う。

これまでのワールドツアーを観てきた私の感想としては、今回の「TUNNEL VISION」はデビューの頃からITZYが提示してきた真っ直ぐで力強い「自己肯定」だけではなく、しっとりとした可憐さやウエスタンセクションでの感情の解放、ソロ曲での個性の披露など、これまで培ってきたパフォーマンスを多面的に見せることで、あらゆる方向から全肯定してくれる優しく力強いライブになったと感じた。

セクションごとのカラー分けやシームレスな没入感など演目としても完成されており、KPOPアイドルのライブとしてファン向けに作られたものではなく、世界に通用するエンタメに標準を合わせて作り上げられたステージにも思えた。ITZYに少しでも興味が合る人はもちろん、ライブやダンスミュージックが好きな人も満足できるものだと感じる。

7年目で再契約を迎えて一旦の区切りがついたグループが、さらに上のステージを目指している姿には勇気をもらえた。ワールドツアーを無事に完走できることを祈っている。

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