ITZYのThe First Take最高でしたね!
今回はリアが不参加ということで、寂しい思いをしたファンの方も多いと思います。
リアを早く見たい、でもリアに無理して欲しくない…そのようなジレンマを抱きますよね。
不安感が募るのは、リアの状態や復帰までの道のりが見えづらいから。
この記事では、リアが休む理由になった「極度の緊張や不安」が現れる不安障害の一般的な症状と復帰までのステージ(段階)をまとめました。
リアがこの疾患に当てはまるわけではないですが、不安障害の大まかな姿と回復過程が把握できれば、見えない不安を少しでも軽くできるかもしれないと考えたからです。
この記事が私たちファンはどのような心持ちでこの期間を過ごせば良いのか…という道標になれば幸いです。
この記事でわかること
- 不安障害の症状
- メンタル疾患の仕事復帰
- ファンができること
もちろん、彼女の病名や症状を断定するものでは無いのであくまで目安として読んでください
不安を感じる病気
9月18日、前日に「CAKE」活動で最後の対面サイン会終了後に、JYPEよりリアの休養が発表されました。
「現在、リアはスケジュールを進行するにあたって極度の緊張と不安を感じており、カウンセリングと検診を受けた結果、医療陣から安静と治療が必要だとの初見が出ました。当社はアーティストの健康を最優先に考慮し、メンバーと慎重に話し合った結果、本日(18日)以降のスケジュールにリアは参加せず、当分の間休息をとりながら治療に専念することになりました」
JYP.Fans
休養理由は、「極度の緊張と不安」と表現されています。
不安感は、正常なメンタルな状態でも感じることはあります。しかし、深呼吸や人と話すなどして紛らわせたり、また緊張するような場面が過ぎれば、不安感はどこかへ消え去りますよね。
病的な不安感は、不安感が継続し、日常生活に支障をきたすような状態です。
何をしても紛れることはなく、自分ではコントロール不可能になります。そうなれば、治療が必要になります。
不安感が強くなるメンタル疾患には以下のようなものがあります。
- 不安神経症
- 適応障害
- パニック障害
- うつ病 …など
病気によって不安を感じる対象や場面などが異なるのですが、この記事ではは漠然とした不安を感じる「不安神経症」について取り上げていきます。
不安神経症について
不安神経症の症状
メンタル疾患ではありますが、精神的症状と身体的症状があり、どちらも出現することが多いです。
精神的症状
- 漠然とした不安感
- 神経が敏感になった感じ
- 緊張
- 落ち着きがない
- 集中力の低下
- イライラ、怒りっぽい
- 内容が不合理だと理解しているがその考えが頭から離れない
身体的症状
- 肩こり
- 頭痛
- 胸痛
- 動悸
- めまい、ふらつき
- 胃の気持ち悪い感じ
- 疲労感、倦怠感
- 発汗、ほてり
- 冷え、震え
- のどの不快感
- 呼吸がしづらい
- 不眠
上記の症状がすべて起こるわけではありません。
このような症状が起こり、日常生活に支障が出てきたときに、治療が必要になります。
不安神経症の治療
不安神経症の治療では、本来備わっている感情のバランスを取り戻すことに重点を置きます。薬物療法、精神療法を併用して行なっていきます。
・安静(とても大切)
・薬物療法(抗精神薬など)
・精神療法(認知行動療法など)
メンタル疾患の回復ステージ
不安神経症に限らず、メンタル疾患では休養から復帰するまでいくつかのステージがあります。それを4つに分けて説明していきます。
第1ステージ『休養期』
症状が強く、薬を飲み心身をゆっくり休める時期です。
とにかく眠かったり、逆に眠れなかったりと睡眠のリズムも安定しないことが多く、また自律神経失調症状である、めまいや倦怠感を覚えることもあります。
この時期は、寝て起きるだけ、という生活になる人も多いのですが、それで良いのです。
睡眠を取ることで、脳の過剰な働きが落ち着いてきます。
第2ステージ『リハビリ期』
段々と症状が抜け始め、気分が回復する時期です。
認知行動療法など、精神的な治療が積極的に行われる時期で、考え方や不安感への対処などのリハビリを行います。
休養期より余裕が出てくるため、仕事の事や周りのこと考えられるようになり、焦燥感が出てくる人もいます。しかし、ここで焦らないことが重要です。
第3ステージ『復帰準備期』
睡眠や覚醒のリズムも整い、気分の波はあるものの、気分良く過ごすことの出来る日が増えてきます。
この段階で、仕事復帰のスケジュール調整を行います。コンディションもよく、しっかりと働けそうな気がするのですが、ここでのスケジュール調整が再発予防の分岐点になります。
第4ステージ『職場復帰・再発予防期』
無事、職場に復帰する時期です。最初は短時間で軽めの仕事を少しずつ行ないます。
そして、体調を見ながら、段階的に時間や量を増やしていくのです。この期間は一般的には、半年~1年程度と考えられていますが、再発を繰り返している場合には、これよりもさらに長く考えておく必要があります。
メンタル疾患が回復するということ
このように、メンタル疾患は薬を飲んで休めばいいと言うものではなく、リハビリを行い、復帰後もじっくりと向き合っていく必要があります。メンタル疾患が難しいのは、心が目に見えないと言うことです。それは他人だけでなく、自分自身も自分の心の状態がわからないことであり、そのことが焦りにつながることがとても多いです。
自分も周囲も早く回復することを望みますが、その期間を焦らないことが再発予防につながります。
メンタル疾患での休養期間は1ヶ月〜6ヶ月が一般的です。
もちろん個人差があり、1年以上かかる場合も少なくありません。
ファンができること
メンタル疾患の治療や復帰には長い時間と努力が必要です。
見守るファンができること…。
それは、普段と変わらない態度で接する、ということです。
普段と変わらない態度で接する事は、ありのままのあなたで良いというポジティブなメッセージにつながります。
不安を感じる時は辛くネガティブなイメージになりがちですが、周りが肯定的であることでその自分を受け入れられ、癒しにつながります。とにかく焦らないことが大切です。
まとめ
リア不在のコンテンツが増えると、とても寂しく悔しさが込み上げることもあると思います。
しかし、治療や回復には時間を要します。リアも、ファンも焦ることなく、ゆっくりと歩んでいきましょう。
この記事はリアの病名や症状を断定するものではありません。