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【コラム】アイドルの消費についてーミンヒジン氏のインスタ炎上を受けて【KPOP】

rabbit

コラム回です。
今回は、8月にデビューしたばかりのニュージーンズをプロデュースするミンヒジン氏のインスタ炎上を受けて、アイドルが成立することと、保護することの両立の難しさ。そしてこのブログが主に取り上げている、ケミの取り扱いの難しさと危うさについて、今思うことを書いていきます。

目次

NewJeansとは

NewJeans(ニュージーンズ、朝: 뉴진스)は、韓国の5人組女性アイドルグループである。2022年8月1日にミニアルバム『New Jeans』でデビュー。ADOR所属。

NewJeans – Wikipedia

2021年11月にHYBEが設立した、SMエンターテインメントのクリエイティブディレクターとしてSHINee、f(x)、EXO、Red Velvet、NCTなどのSM所属アーティストのアルバムコンセプトを担当した経歴のあるミン・ヒジンによる新レーベル『ADOR』から初めて輩出される韓国人4人、ベトナム人1人の多国籍女性アイドルグループである。

NewJeans – Wikipedia

ミンヒジン氏のインスタ炎上

ミンヒジン氏の炎上に関しては、こちらでは概要のみ説明と私なりに要約したいと思います。

今回発端になったのは、ミンヒジン氏のインスタに投稿された画像や彼女の自室の風景。それには、少女の半裸の絵画や、中年男性と少女の恋愛が描かれている映画のパッケージなどがいくつも飾られていました。
このことから海外のファンを中心に彼女にペドフィリア(小児性愛)の性癖があるのではないかという声が上がったのこと。(もちろん、想像のみのことです)

炎上はインスタだけではなく、NewJeansの楽曲「cookie」が性的な隠語であるとして、未成年に歌わせるのが適当ではないという声も上がっているようです。NewJeansに所属するメンバーは14~18歳でまだ全員未成年であることから、その危うさに関して警鐘を鳴らす声が上がっているようです。

私もNewJeansのMVをいくつか観ましたが、MV自体に直接的に性的な何か連想をさせるシーンは入っていませんでした。(オマージュはいくつかアートワークに盛り込まれているようです。)
既存のKPOPグループと違うなと感じたところは、メイクやシチュエーションが奇抜ではなく自然で等身大であるということ。メンバーも背伸びさせられている感はなく年相応に演出されています。

この件の問題点に関しては、

・未成年をマネジメントする人間がペドフィリアを想起させる投稿をする不注意さ
・未成年に性的概念を演じさせる危うさ

この2点が問題になっているのかな…と感じました。

アイドルとは…

NewJeansが悪いのではなく、ミンヒジン氏が犯罪を起こしているのかと言えばそうではありません(不注意ではあると思いますが)。

これはもう、アイドル産業の危うさに尽きるのではないかと思います。
アイドルは(アーティスト・俳優もですが)、ある一定のコンテンツを演じる仕事で、それが歌やダンス、お芝居などの芸事なわけです。楽曲を歌うことと、映画のお芝居を演じること、どちらも元にある作品を演じてコンテンツを作るわけですが、俳優と違ってアイドルは、自身と役の境目があまりないのかなと。

例えば、映画で性的な役を演た場合には物語だと割り切れますが、アイドルが性的な曲を歌っていたら、アイドル自身と曲とを分別するのが、映画の時よりは難しいと感じませんか?

商品とする人間部分の面積が、アイドルは広すぎる気がするんですよね。
身近に感じてもらうことで商品価値を上げることが、コンテンツとの分別をさらに難しくさせている気もします。
自分を守りつつ露出を保つというのは、成人した大人でも困難なこと。それを社会経験のない未成年が行うのは至難の業ですし、マネジメントが懸命に守らなくてはいけないはず。

今回は、そのマネジメント側の人間がペドフィリアを想起させる投稿をしたことと、それに関連して性的な隠語の意味を持つ歌詞の楽曲をリリースしたことが、両方合わさり炎上している。

未成年擁護の観点から、非常に危ういと思われても仕方のない事態かなと思います。
この件に関しては、MVにも多数の警鐘コメントが寄せられていますが、所属事務所やレーベルからのコメントはないですし、現在でもインスタの画像は閲覧可能です。

消費者として

今回の炎上に関して調べてみて、自分自身も無知で意識が薄かったなと感じました。

そしてマネジメント側だけでなく、消費者として、SNSをしたりこうやってブログを書いて発信する側としてもかなりの注意を払わなければならないと思ったのが、今回の記事を書くきっかけです。
というのも、ITZYはもちろん、テントン(ケミ)を推しているこのブログ。

公開されていれるプロフィールや実際のコメントをもとに、心理状況を分析したり、たまに飛躍させて論理展開したり。そのような記事を書くことも多く、多くの方に読んでいただいていることも分かっています。
事実と想像の部分が分かるような書き分けをすること。
関係性が飛躍しすぎたり、性的な表現、身体部分を細かく表現する描写など、本人や読んだ人が不快にならない表現を心がけています。

ただ、とても難しいと思う…これは私自身のフィルターでしかないので。

ミンヒジン氏も、部屋のアートが危ういと思っていなかったからきっと投稿したのでしょう。(知ってて投稿したならまた別のヤバさ)
自分が見聞きしたこと、感じたのみで、実在する人物のことを言葉や映像で表現する危うさ。
アイドルとはそういう商売だという意見もあるかもしれませんが、気を付けないとアイドルやその周辺の人を傷つけてしまう側になってしまいそうで、本当に怖いとなりました。

これからも書くときは気を付けますし、何か気が付くところあればお声掛けいただきたいなと思っています。

SNS上にも様々なアカウントがあり、検索除けをして妄想上のストーリーを語っているアカウントがあります。検索除けしてるのに、本人たちの画像を貼っていたり、アイコンに使っていたりしますが…。
もちろん、その人たちが悪ではありませんが、そういう人たちのコンテンツは自分で判断して拡散しないっていうのも正解かなと思います。(私は一度リツイートしてしまい、善意の友人に指摘してもらって助けられたことがあります)

あとは、上でも書いた通り、表現に気を付ける…ですかね?
正解の表現は分からないんです。私もかなり迷っていますし…でも誰かについて発信する危うさを知るってことが大切なのかな、と今回は思いました。扱っているものが危ういと思えば、慎重になるじゃないですか?

ガラスとか赤ちゃんとか…たぶん、それと同じことなんだと思います。
アイドル産業を含めて色んなことが過渡期で、昔からやってるから、みんなやってるからといって思考停止するのが一番よくない気がします。アイドルの年齢制限や活動制限も、これからあり得ない話じゃないと思えてきました。

まとめ

今回のインスタ炎上の件は、該当するアイドルや当事者というよりも、自分自身の消費者、発信者としての在り方を考える機会になりました。自分が書いてきたものが、良くないと考えれば記事の非公開やサイト自体のクローズも考える…それくらい重大だと感じています。楽しい推し活はもちろん、こういう機会を通して、新たな価値観や文化の違いなどを調べていくのもいいきっかけではないでしょうか?

今回の記事で取り上げた炎上の件や、ケミに対する危うさに関して調べたい方は、ペドフィリア、チャイルドマレスター、シッパーなどでも検索してみてください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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