ITZYの関係性考察シリーズ、第2回です。
今回はリュジンとユナの関係性と相互作用について考察していきます。
作成するにあたって、公式Youtubeチャンネルより「2TZY:Hello2021」の対談を参考にしましたので、是非ご覧ください!記事下方にリンクを貼っておきます。
今回は、リュジンとユナ。「シン姉妹」と呼ばれるカップリングについて見ていきます!
シン姉妹
リュジンには兄が、ユナには姉がおり、実生活では2人とも末っ子。
ITZYのメンバー編成で、ユナは最後に加入したと言われています。
お互いラップとダンスを得意としており、パフォーマンスの時は肩を並べて魅了していますが、舞台裏では仲良く冗談を言いあう姿も見られます。
「シン姉妹」と呼ばれる2人ですが、二人の本名が「シン・リュジン」と「シン・ユナ」と苗字が同じことが由来です。
攻めのユナ、守りのリュジン
お互いが正反対の性格、というほど二人の考え方は異なるようです。
デビュー曲の「DALLA DALLA」を初めて聴いたときのリアクションの違いが、有名なエピソードとして挙げられています。
リュジンは「この曲で大丈夫かな?」とデビュー自体が不安で曲もなかなか頭の中に入ってこなかった。自分の中で不安と葛藤していたようです。
しかしユナは「この曲、最高じゃない!」とメンバーみんなに語りかけていたそうです。
リュジンはその様子を見て、とても驚いたと。ユナはその時を振り返って「何も考えていなかったんだと思う」と話しますが、ここで二人の物事に対するスタンスが透けて見えます。
ユナは、目指すべき最高を見て、それに向かって全力疾走するタイプ。
リュジンは、考えうる不安点を洗い出して、それに対処しながら最善を尽くすタイプです。
両者ともに前向きに努力することには間違いないのですが、事象の見方と感情の表出方法が異なります。
リュジンのある意味、後ろ向きな守りの姿勢というのは、完ぺき主義から来ています。成功よりも失敗をしないという考えなのです。ユナは成功しか見ていない、ともいえるでしょう。考えの違うリュジンに対して、ユナは「上手くいきそうなのに期待しないの?」と聞きます。それに対してリュジンは「期待したのに失望したらどうなるの?」と返したそうです。
リュジンは失望した時期があるのでしょうか?
ITZYとしてデビューする前に、リュジンは「MIX NINE」や「Stray Kids」の公開オーディションに出場していますがデビューに至りませんでした。その時の経験が、感情の制御として働いているのでしょうか。
一方ユナも「Stray Kids」には出場していますが、リュジンと同じくデビューには至っていません。
環境というよりもパーソナリティーとしての物事の捉え方の違いのようです。そのほかにもリュジンは、ユナのポジティブで自信を持って取り組んでいる様子に関して、ITZYというチームが良い影響を受けていることを強く感じており「ユナがいなかった時のチームを思い出せないほど」と話しています。
直球のユナ、比喩のリュジン
そしてもう一つの違いに、感情表出の方法があります。
リュジンが語彙力があり、表現に言葉を尽くすタイプなのに対し、ユナは直球ドストレートに表現します。
愛情表現を「月が綺麗ですね」と訳す逸話をご存じでしょうか?
文豪・夏目漱石が英語教師をしていた時、「I love you」を「愛している」と翻訳した生徒に、「日本人にそのような表現はなじまない。月が綺麗ですねで伝わる。」と、月の美しさで愛情を表現したというものです。(諸説あり)
これに例えれば、ユナは「愛してるよ!」というタイプで、リュジンは「月が綺麗ですね」というタイプだと思います。
分かる人には分かるが、そうでない人にとっては「何言ってんのこの人」と思われてしまう。
シン姉妹の関係性で重要なことは、ユナがリュジンの「月が綺麗ですね」を理解できることにあります
ユナは、リュジンが自身の想いを外に出しづらいことや、前述の物事に対して不安点を解消しながら進めるタイプだということを理解して接しているのです。
それによりリュジンは、ユナといるときにとてもリラックスしている様子な気がします。
その代わり、ユナのストレートな褒め言葉などに対して照れる姿も見られます。しかしそれに対して反発することはなく、本音を正直に言う良さも感じているようです。
「どこにいても愛される人」「何をしても抱きしめてあげたい人」
公式Youtubeチャンネルの対談「2TZY」では、最後にメッセージを送り合います。
お互いが考える相手について書くというものでした。
リュジンはユナに対して「どこに行っても愛される人」と話しています。ユナのまっすぐでポジティブな姿勢は、リュジンにとっても掛け替えのない存在であり、そして周りを照らしてくれるものとして、敬愛の対象となっているようです。
ユナはリュジンに対して「何をしても守ってあげたい人、何をしても抱きしめてあげたい人」と話しています。まっすぐで直線的なユナにとって、リュジンはどのように映っているのでしょうか?
眩いほどに光り輝いているのにも関わらず、失敗を恐れる怖がり屋さん。そして照れ屋のリュジン。
それを分かりながら強引に引きずり出したり暴こうとはせずに、優しく守って抱きしめたいと表現するユナの愛情の深さには驚くばかりです。リュジンもユナがそうしてくれるのは理解しているため、2人は良き理解者同士であることが分かります。
まとめ
リュジンとユナの関係性
・迷いなく突き進むユナと、その姿を敬愛するリュジン
・リュジンを理解し、優しく包み込むユナ
この先ユナが迷うことがあっても、リュジンの深い洞察がユナを救うでしょう。
お互いの安全地帯になっている存在と言える2人だと思います。
グループの中でダンサーでありラッパーである2人。これからもお互いを支え、破竹の勢いで突き進んで欲しいです!