みなさん、学校・お仕事お疲れ様です!
このサイトに来てくださる方は、推し活動のために仕事を頑張っているという方も多いと思います。
でも、たまに行きたくないなぁ、休みたいなぁと思う方もいらっしゃるでしょう。
実際、私もよくそう思います。
生活のため、楽しみのためと割り切っていても、調子が出ない日もあります。
この記事では、学校や仕事がしんどい時に読んで、元気を出る本を3冊、ご紹介したいと思います。
人それぞれ、今感じているストレスの重さには違いがあると思います。
ここではストレスレベルに分けて本をご紹介しますので、「自分は今どのくらいストレスを感じているのかな?」と考えながら読み進めてくださいね。
ストレスレベル1
「仕事は大丈夫だけど、たまにドカ食いするのが辞めたいけど辞められないのよね」レベル
みなさんは、痩せるためにサラダをメニューで確認したにもかかわらず、レジでチーズバーガーを頼んでいたとか、仕事が忙しかった日の夜にショッピングサイトを見ると、つい気が大きくなって散財したことはないでしょうか?
もうしない、、、って決心したのに、まるで違う自分がいたかのような、不思議な気持ちになったりはしませんか?
それは紛れもない自分ですが、正確には、そうさせているのは脳です。
「そりゃそうでしょ、だって私が考えているんだから」
では、私は意思に反してチーズバーガーを欲することになったのか?
なぜ仕事を頑張ると、ショッピングサイトで不要なものを買ってしまうのか?
その疑問に対して脳神経学、心理学の観点から検証した本が、最初のおすすめのこの本です!
「スタンフォードの自分を変える教室」ケリー・マクゴニガル著
この本は60万部も売れて、とても有名なのでご存じの方もいるかもしれません。
初めて聞いたという方は「自分を変えるなんてそんな大層な」と思うかもしれません。
本書では、上記に挙げたような、人間が持つ「意思力」に関して「脳科学」の知見に基づいて述べられています。
脳科学というのは、人間が行動するとき、脳のどこの部分が活発になるのか、どのような物質が出るのかという脳の動きに焦点をあてた学問です。
著者のケリー・マクゴニガルさんは、アメリカのスタンフォード大学の健康心理学者ですが、人間が自分をコントロールできていない理由が脳にあるのでは?と様々な研究や事例から問題に対する原因と乗り越える方法を提案してくれます。
劇的な解消法ではありません。
ただ、脳の「クセ」と自分の「クセ」をしって、なるべくベストな選択をしようと思わせてくれます。
新しい情報が絶えず流れて、インターネットで世界中と瞬時につながる現代社会において、脳の情報処理能力は簡単に限界を超えてしまいます。
そこで感じるストレスは、知らず知らずのうちに体調に影響してくるはずです。
そのストレスを視覚化し、言語化して、自分の意思の本質を見てみたいと思わせてくれる一冊です。
ストレスレベル2
「仕事に関する悩みがいくつかあるし、このまま続けてていいのかと思うときがある」レベル
やりたいことがわからない。
仕事で折れない心の作り方
なんだか調子が悪い。
今の仕事向いていないかも。
このままでいいのだろうか。
こう思ったことがある人。全人類のほとんどでしょうけれども、これが差し迫って頭の中をよぎるとなれば、何らかの問題を抱えていることが多いはずです。
それぞれの問題に関しては、その都度解決する必要があると思いますが、すぐにすべてをなんとかできないことがほとんど。
その時の心のありよう、持ちようをどうするか、といったアドバイスが盛りだくさんの本がこちら!
「仕事で折れない心の作り方」名越康文著
この本はメディアでも有名な精神科医の名越康文先生の著書です。
日常で感じるもやもやや、体調の変化に気づく大切といった個人での対策の他、人間関係のダイナミクスを盛り込んだチームの在り方、家族の在り方などを、精神医学の知見に基づいて述べられています。
テレビやラジオ、YouTubeでの軽快な語り口同様、文章もわかりやすく、すっと頭に入ってくる本です。
ストレスレベル3
「怒りっぽくなる。なんだか涙が出る。たまに記憶が飛ぶ」レベル
「ホメオスタシス」という言葉を聞いたことがあります。体温や血圧を一定に保つ機能が有名ですが、状況に適応して、それを継続する人間にもともと備わった能力のことです。
「慣れ」と言い換えることもできます。
暑ければ汗が出て、寒ければ鳥肌を立てて熱を逃がさないようにします。そうやって外的な変化に反応しながら生きて適応していきますね。
それでは「怒りっぽくなる」「なんだか涙が出る」はどうでしょうか。
これも立派な心の反応です。心が環境に適応しようと一生懸命に頑張っている様子です。
自分を褒めてあげてくださいね。褒めると同時に読んでいただきたい本がこちらです。
「死ぬくらいなら会社辞めればができない理由」汐街コナ著 ゆうきゆう監修
このインパクトのある題名のこの本も一度は聞いたことがあるかもしれません。
精神科医のゆうきゆう先生の監修のもと、汐街コナ先生の漫画で描かれるこの本は、疲れて頭が回っていない時でも理解しやすい一冊。
実際に残業の多い企業で働いていた汐街先生が体験した、人気のない地下鉄の駅で線路に踏み出そうとした、その瞬間の回想から始まります。いや、自殺願望なんてないよ、と思った方もいらっしゃると思いますが、自殺願望は思うものではなく、ふと浮かんでくるものだそうです。
それは生物として生きたいという本能に反した、病的な状態であると言えます。
そして、それはそのような状態までほっておいてはいけないものであり、事前にしたほうが良いものでもあります。
「怒りっぽくなる」「なんだか涙が出る」というのは、状況に適応しようと頑張りすぎている状態。
その状態が、本当に適切なものなのか、別の方法を探したほうがいいのか、という視点を、経験談から与えてくれる本です。
仕事をすぐ辞めたほうがいい!という本ではなく、しんどいメンタルの時に、受診はどうすればいいか、会社はどうすればいいか、というのが分かりやすく載っているので、今辞めたい人でなくても、万が一の時のため、友人のため、同僚のために手に取っておいてもいい一冊かもしれません。
まとめ
この記事では、学校や仕事にしんどさを感じた時に読んで欲しい本を3冊紹介してきました。
大変なこともたくさんあると思いますが、無理せずマイペースに行きましょうね!
読んでいただきありがとうございました!